2011年2月22日火曜日

物件探し その6

午前中に先の物件を内見後、知り合い夫婦らと共に近くのファミレスでランチをとりました。
そして、全員が、
 
「古民家は難しい。格安で購入し、全面リフォームで一から自分の気に入るように建て直すか、または既にリフォームしてある物件を選ぶか。
前者は一体いくらリフォーム代がかかるかわからないし、後者はこちらの予算枠内だと中途半端な『手直し』程度のリフォームしかしていない物件ばかりで、住みたいと思えるところが無い。」
 
という意見で一致しました。
 
それでもまだ古民家への夢を捨てきれない私達は、午後からは知り合い夫婦と別れて、千葉ではなく茨城にある物件を見に行くことにしました。
 
それは、インターネットで物件探しをしていた時に、千葉で私達が買えそう&見てみたい物件が段々と限られて来、もう他に見てみたい物件無いよね、と話していた時に見つけたものでした。
 
その物件は、築年数不明の古い民家をきれいにほぼ全面リフォームしているらしく、東京のオーナーさんが別荘として使っている、と書いてありました。
ネット上に出してある写真を見ても、内外共に木がふんだんに使われていており、贅沢で品のある感じがし、時々しか使われていないのであまり汚れていないように見えました。
 
ただ、千葉というとまだ東京に近い印象ですが、茨城となるとものすごく遠いイメージで、物件は良さそうだけれど場所が悪いんじゃない、と、最後までまだ都会に活動拠点の多いダンナともめていました。
しかも東関東道の終点の潮来インターから車で裕に30分は走らないといけないようなところにあり、電車の駅も近くにはなく、あっても本数は激少なな感じ。
 
しかし周辺の環境も、北浦という、白鳥が飛来する湖にほど近いとても静かで良い所のようで、価格は少々高かったのですが、「ここは見てみたい」と強く思ったので、「見るだけ見せてもらおうか」ということになり、行くことになりました。
 
そして千葉の八街市から茨城のその物件まで、軽く道に迷いながら2時間半ほどかけて車で移動していったのでした。

2011年2月19日土曜日

物件探し その5

翌日の早朝は、八街市にある、土地が裕に700坪を超える物件を見に行きました。
 
そこには建増し部分のある母屋、車が5台くらい入りそうな車庫?又は倉庫、そして大型犬が3頭位入りそうな動物小屋があるらしく、インターネットの写真で見る限りは母屋は大層立派で綺麗で部屋数も多く、まだ家があと2棟くらいは建てられそうな広い土地に期待を持って見に行きました。
 
物件は、駅からもそう遠くなく、駅から続くメインストリートにはファミレスやレストラン、スーパー、ドラッグストア等、生活するには不便のなさそうな立地でした。
 
一歩敷地内に足を踏み入れると、
「ひ、広い!」
600坪以上の土地の家なんて今までお目にかかったことなかったので、実際に目の当たりにするとその広さにまず圧倒されました。
なんでも先オーナーさんは馬を飼って庭で走らせていたとのこと。
 
そして肝心の母屋は、、、造りはしっかりしているようでしたが、正直なところ、とても残念なことに写真映りの方が数段良かったのです。
 
欄間の細工や梁の太さ、大黒柱の頑丈さや部屋数の多さなどは大変魅力でしたが、前々オーナーさんが母屋の北側に造った建増し部分の二部屋が、赤い絨毯が安っぽいカラオケボックスみたいな感じの暗さで、しかも冷え冷えとした感じの空気が漂っておりました。
キッチンも流し自体は新品に交換してありましたが、壁のリフォームが見るからに家の他の部分と違和感のある安い合板を使ってあったり、洗面所が無いためキッチンの一角に洗面台がむき出しのまま置いてあったり。
元は折角古くてしっかりした家だっただろうに、後から後から継ぎ足したところが母屋の荘厳な感じとは似ても似つかぬちぐはぐな感じで、何か全てを台無しにしている印象でした。
加えてトイレが離れたところにあって風呂場はキッチンの側だし、水回りも非常に使いにくそうな配置にありました。
 
そして冷静に考えて
「この広さの土地を一体私達は必要とするのか?」
ということでした。
内見時、雑草もかなり伸びていたし、おそらく手入れなども楽ではないでしょう。
 
建物は建増し部分が残念でしたが造りの頑丈さと土地の広さでしょうか、内見予約をした中では一番価格の高い物件でしたが、
「この値段で買っても一から自分たちの気に入るように手を入れたら相当な金額になる」
ということで、この物件も候補からはずれたのでした。

2011年2月16日水曜日

物件探し その4

一件目の古民家物件にちょっと引いてしまった私達でしたが、その日の午後は別の不動産屋に旭市内の別の物件の内見予約をしておりました。
 
次の物件はさっきの物件よりかなり高くなりますが、写真を見る限りでは綺麗で立派な純和風建築で、リフォームはそう要らなさそうな感じ。気を取り直して少し期待をして現地に向かうところでした。
しかしその矢先、先方から携帯に電話が。
 
「あの〜ぅ、内見予約されていた物件なんですが、、、実はあの辺は結構家畜の糞の臭いがするところなんですが、それは気になさらないですか?」
なんでも、物件自体は何組も紹介したらしいのですが、やはり糞の臭いが気になると言って断る人が多いのだとか。なのでそれをちゃんと知らせた上で見ていただきたい、ということらしい。
 
ダンナとその場で相談した結果、「ウ〜ン、糞の臭いが日常的に漂っているのはちょっとキツいかもよね」という話になり、折角予約していたのですが残念ながらキャンセルさせてもらいました。
へなちょこ都会人が簡単に思い描く田舎暮らしには家畜の糞の臭いなどは入っていなかったので、
「そうか、田舎ってそういうこととも隣り合わせであるんだよな。。」
と、その時初めて現実を知りました。
しかし、わざわざ横浜から時間とお金をかけて来ているのだから、そういうことは予約を入れる前にちゃんと教えて欲しい。まったく。
 
結局その日は目に見えないおばあちゃんがまだ住んでいた古民家を内見しただけで終わりましたが、折角横浜から東京を経由して千葉房総半島まで3時間もかけて来たので、銚子で美味しいお魚と温泉を堪能して帰り、次の日に備えることにしました。

2011年2月8日火曜日

物件探し その3

まず最初に見たのは、成田から少し南に下った、250坪ほどの敷地に母屋、倉庫、離れが付いた築年数不明の古い民家。
写真でみる限りでは結構趣のある、なかなか良い感じの母屋で、価格も500万円代だったので内見してみることにしました。
  
実際行ってみると、その物件は、夏の強い日差しに緑が眩しいだだっ広〜い田んぼの風景の中にある、静かで小さな農村の集落の中にありました。
一歩足を踏み入れた感想は、「荒れているなぁ」でした。敷地内には雑草が伸び、離れと倉庫はボロボロで、「こりゃぁ解体した方がいいな」という感じ。
母屋に入ると、なんだかやたらと空気が重い。家具や仏壇などもそのままにしてあり、まだ人が住んでいるよう。そして天井近くの壁の上には亡くなった方々の写真が多数。。。聞けばそこにはおばあさんが一人で暮らしていてつい最近亡くなったとのこと。ご家族は遠方のため、維持していけず売りに出されたのだとか。
 
しかし、縁側の奥に簡易ベッドがカバーのついたまま置いてあったりで、「きっとここで寝ていたんだろうな」と想像すると、あまり気色の良いものではありません。
不動産屋の方曰く、「古いけどこの建物はしっかりしてるので、リフォームしたら見違えるように綺麗になりますよ!」と。
しかし、いくら綺麗になっても、「ここに仏壇があったな」とか、「ここにあのベッドが置いてあったよな」とか、思い出してしまいそうで、しかも、目には見えないけど絶対まだおばあさんが住んでるようなあの感じ!ちょっと正直その場で引いてしまいました。
 
これだとリフォーム代もいくらかかるかわからないし、田舎暮らし古民家物件初の内見は、少々勢いを削がれた感じで幕を閉じました。

2011年2月6日日曜日

物件探し その2

東京の真隣りで、都内へのアクセスもすごく良いのに、千葉県内には意外に広くて安い物件がたくさんあるのにはびっくりしました。
 
もともとは賃貸で探していたのですが、ダンナが作業の出来そうな車庫・倉庫付き一軒家だと分譲物件の方が良さげなところが多数ありそうでした。もちろん、東京に限りなく近い場所や都内へダイレクトに早く行ける電車の沿線上などは高いですが、田園地帯の中古の分譲なら数百万円で売り出しているところもあって、「これなら私達にも買えるんじゃない?」という話になってきました。
加えて、そろそろローンを組めるギリギリの年齢になって来たかな、という焦りもちょっとあって、「家を買うなら今しかないかも」と、思い切って分譲路線に絞って探し始めました。
 
比較的築浅で小綺麗な今風の住宅でも1000万円以下の物件などありましたが、そういう建売りっぽい物件には二人とも何となくあまり興味がわかなくて、もっと趣のある古い建物の方が好みでした。
特に、私が以前から佐渡島が大好きで、佐渡の田舎にあるような昔の風情のある和風住宅に住みたいという憧れがあったこともあって、インターネットの検索も段々と古民家中心になってきました。
千葉県の田舎には、敷地内に離れや倉庫の付いたいわゆる農家住宅がたくさんあり、私の理想とする古い民家物件もそれ専門にページが割いてあったりしていて、結構な数があったのです。
 
しかし古民家物件を探されたことのある方はご存知だと思いますが、一概に古民家といってもピンからキリまであります。下は荒れ果ててお化けの出そうな300万円代のものから、上はどこかのお金持ちがどこからか移築して綺麗に建て直したような、裕に一億を越すものまで。
私達も家を買うなんてもちろん初めてだし、ましてや古民家なんてのも初めて。インターネットで写真を見たり直接不動産屋に問い合わせて詳しい資料を送ってもらったりしましたが、「取りあえずちょっと見に行ってみようか」ということになり、内見の申し込みを絞り込むことにしました。
 
「うわ〜、ここ素敵」と思う物件もありましたが、なにせ予算が限られているので価格の上限を決めそれ以外は見ないことにし、取りあえず数件内見の申し込みを入れました。
 
ダンナの知り合いの夫婦でやはり田舎暮らしに興味がある人たちがいて、私達が千葉に物件を見に行くと言ったら、「将来のために見学したい」と、一緒に付いてくることとなり、あれは2009年の7月、梅雨明けして本格的な夏が始まったばかりの頃に、日帰り小旅行的な感じで、夫婦2組で朝早くから東京を経由して横浜から千葉房総半島へと車で出発したのでした。